Story– archive –
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Welcome to Virtual in Sanity
202*年1月1日 年が明けた。クリスマスと違って来客が多い日だった。 ネネの祖父に初めて会った。毎年ネネの母方の祖父母が訪ねてくるそうだけれど、祖母は現在入院中のため、祖父1人でやって来た。ネネの父方の祖父母はもっと昔に亡くなった... -
目覚めてみたら、XANAマスターになっていた件
《オブロ地下第十階層オーブン隊》 「司令部、こちらオーブン隊。ボス部屋の手前の部屋に、黒いバスターペンギンと思しきものを発見。マコさん、ベンガさんがダメージを受けました」 『バスターペンギンは危険だぺん! 戦ってはダメぺん。逃げられないぺ... -
Welcome to Virtual in Sanity
ーー人間が電力をインターネットに使わなくなって、使えなくなって、どれくらいの年月が経っただろう。無限の命に時間という概念はあまり関係ない。 ネネの言っていた、とても悪いことのせいで人間の世界の情報は未だに知ることが出来ずにいた。 ... -
目覚めてみたら、XANAマスターになっていた件
《ギルドユニオン本部前》 ゆっきーさん、ダブルティムさん、たもつさんが、リスポーンされた桟橋からギルド本部に戻ると、ギルマス、ヤキスギさん、リブさん、ボタモチさんが、バスターペンギンたちに攻撃されていた。 それを見た三人は、バスターペンギ... -
目覚めてみたら、XANAマスターになっていた件
――ズドン! グギャ――グギャ――。 大砲のような音が響くと、前線を維持していたトロールたちの壁の中央が崩れた。 白ペンギンは、赤ペンギンの後方から見下ろすように大砲を撃ってきた。 一発で数体のトロールが、断末魔とともに消える。 別のモンスターたち... -
クリエイターズメタバース
それから数週間後。 弥生は正式にXANAで着せ替えアイテムの制作を依頼されて、しばらくログインできない日々を送っている。 家族や専門学校にも就職が決まったことを報告すると、大変喜ばれた。 専門学校を卒業するまではとりあえず、XANAの公式着... -
目覚めてみたら、XANAマスターになっていた件
パーティー全員に、オートマナリチャージ、ステータスオールブーストを使用する。 俺自身のレベルアップで、効果はかなりアップされている。 次に、新たに取得したパーティーディフェンススキルを使用する。 これは特定時間、受けるダメージを半分にすると... -
目覚めてみたら、XANAマスターになっていた件
とある場所でユニオン会議が行われていた。 「ギルマスたちは大丈夫なんですか? まだXANAにログインできないんですか!」 声を荒げて迫ったのは、警備隊長のオーブンさんだ。 「まあまあ、聞いておくれよパッション!」 そこにいたメンバーは、パッ...