Story– archive –
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目覚めてみたら、XANAマスターになっていた件
「マスター!」 ヒメミが俺のアバターを引っ張って倒してくれたが、遅かった。 幻惑で同士討ちを始めた赤ペンギンたちは、こちらに向けても撃ってきたのだ。 俺の額に穴が開いてしまった。 「ダメでしょマスター、すぐ伏せないと!」 「すっ、すまん、つい... -
目覚めてみたら、XANAマスターになっていた件
「扉がない……」 予想外の展開だ。 もう逃げ出すこともできなくなったのか……。 「カエデ、ちゃんと探したの? 場所が変わったとか、隠されたとか……」 「ミサキちゃん、そないな。うちが見逃すことなんて、ありえへんどす」 「きっと隠されたのね」 ヒメミ... -
クリエイターズメタバース
数日後。電車とバスを乗り継ぎ、2時間以上かけて弥生は山の中にあるアトリエに訪れた。 「ここ……だよね?」 スマホの画面に映る地図には、間違いなくここだと表示されている。 アトリエの看板には、『障害者芸術文化支援事業 アトリエ・ミケ』とあ... -
目覚めてみたら、XANAマスターになっていた件
カエデをステルス状態で廃墟に入らせたが、数分で戻ってきた。 「マスター、今なら入り口付近に黒ペンギンいてはりまへん」 「そうか、全員入るぞ、音を立てるな。なるべく声も出すな、返事はアイコンタクトだ」 まだ扉の前だが、全員アイコンタクトで応え... -
目覚めてみたら、XANAマスターになっていた件
俺が目を覚ました時には、全員のステータスは完全に回復していた。 アイテムBOXからセンちゃんを出して、マミを乗せてやる。 ボス部屋の出口扉を開き、地下第四階層へ向かう通路に出た。 三メートルほど行くと、十畳ほどの部屋がある。 部屋の十二時方... -
桃花源
李朝走后,果冻看着液氮里已经凝固的液体,拿出之前给盒子滴的药水,向外走去。 此时的丁壳正奄奄一息,一句话都说不出来,上好的皮囊溃烂不堪,果冻看见,摘下眼镜,很快眼镜变成一个芯片,果冻朝丁壳的左后腰凹槽插去,瞬间,丁壳变成一个发光的虚拟化身... -
目覚めてみたら、XANAマスターになっていた件
「キャーアァァァァァ――!」 うぐっ――ヤバ、これ思っていた以上に怖いじゃん! 自分のランドにXANAビルダーで作った遊園地のジェットコースターだ。 マミが遊びたいというから、一緒にコースを設計して設置した。 俺はパソコン上で製作しただけで、V... -
クリエイターズメタバース
その後、ラビの着せ替えアイテムを身に着けたアバター達が、カラヴァッジョが新たに制作した映像空間の中で活動する姿はあっと言う間に評判となり、ラビの店には数多くのアバターが買い物に来るようになった。 弥生はお客様を飽きさせないように、次か...